快晴強風の常念岳東尾根
2月下旬に常念岳東尾根に行ってきました。
1年前の3月にも同ルートで常念岳を目指し、テントを忘れるという自分登山史上最悪の忘れ物をして敗退したという苦い記憶を持つルートのリベンジです。
常念岳は勤務先からも毎日見ている山なので、ぜひとも積雪期に登りたくリトライしてきました。
予報では快晴ですが、強風予報。
史上稀に見る暖冬のなか厳冬期とはいえ厳冬期と言い切れない常念岳はどのような山だったのでしょうか?
DAY1
初日は強風をさけて樹林帯でテント設営。
時間があったのでトイレをしっかり作るなど快適なテント場を作成。
夕方頃晴れてきたので前常念岳を見に行こうかとも思いましたが、すでにトレースは埋まっておりダウンシューズで歩けるレベルではないため、改めて登山靴を履くのもめんどくさく、テントでごろごろして早めに寝ました。
DAY2
翌朝3時起床。テント内は呼気で凍結しているがさほど寒くはない。
パスタ、パン、チーズを食べて4時には出発。
1日目は暴風雪のためにすれ違った人全員が敗退していました。そのため2日目のアタック日はうっすらとしたトレースはあるものの基本的に山頂までの全行程がラッセルでした。
2日目は本当に風が強く快晴ではあったものの地吹雪のためにほとんど前が見えず、トレースも残っていないのでルートファインディングが大変でした。
厳冬期とはいえ暖冬なのであまり期待していませんでしたが、ルートファインディングしながらラッセルをし、ときには耐風姿勢で強風をしのぎながら登る雪山は久しぶりで楽しかったです。
この日はずっと先頭を歩いていたので終始ラッセルでしたが、その後大勢登ってきたので下山時にはしっかりとトレースがついていました。
何人かの方に「トレースありがとうございました」と言われてなんだかうれしかったです。
この後はテントを回収してさっさと下山へ。
下の方は気温が高く1日目よりも明らかに融雪していました。
まとめ
昨年3月に常念岳東尾根に登ろうとして、いざテントを張ろうとしたらポールが間違っていることが判明し、止むを得ず下山してきた苦い思い出のある山(テント泊でこんな失態をしたのは後にも先にもこの時が唯一)。
厳冬期らしから雪の少なさでしたが、前日、1日目は降雪があり、そこからの強風快晴の山頂アタックで満足の登山でした。自分でトレースをつけられたのが満足です。
気がつけば今年初めてのテント泊。久々の重装備で最後の方は肩が痛かったのが反省点。
ちゃんとトレーニングしないといけないなぁと思いました。